ザーサイ

ザーサイ(榨菜、Zha Cai)は、中国の四川省発祥の代表的な漬物です。日本でもラーメンのトッピングや中華料理の前菜として非常に馴染み深い食材です。 

  • 原料: アブラナ科カラシナの変種である「大芥菜(ターチェツァイ)」の、根元がこぶ状に肥大した茎(青菜頭)の部分を使用します。
  • 製法: このこぶ状の茎を塩漬けにし、乳酸発酵させた後、唐辛子や花椒(ホアジャオ)などの香辛料とともに、甕(かめ)で1年以上かけて熟成・発酵させて作られます。
  • 食感と味: 独特のコリコリ、シャキシャキとした歯触りと、塩味、旨味、そしてピリッとした辛味が特徴です。 
食べ方
市販されている「味付けザーサイ」はそのまま食べられますが、丸ごと(ホール)の塩漬けザーサイは、調理前に塩抜きが必要です。 
  • そのまま: 細切りにして、そのままおつまみやご飯のお供に。
  • 和え物: きゅうりや豆腐と和える冷菜として。
  • 炒め物: チャーハン、スープ、炒め物などの具材として、塩味と旨味を加えるのに最適です。牛肉や豚肉との相性も抜群です。
  • 薬味: ラーメンや中華粥のトッピングとしても定番です。 
メンマとの違い
ザーサイとメンマは見た目が似ていますが、原料が全く異なります。 
  • ザーサイ: カラシナの茎の漬物。
  • メンマ: 麻竹(マチク)という種類のタケノコを発酵・乾燥させたもの。 
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