鶏肉とピーナッツ四川風炒め

鶏肉とピーナッツの四川風炒めは、中国の代表的な四川料理の一つで、正式名称は**宮保鶏丁(コンバオジーディン、Kung Pao Chicken)**といいます。鶏肉の柔らかい食感と、ピーナッツの香ばしさ、そして花椒(ホアジャオ)の痺れる辛さ(麻味)と唐辛子の辛さ(辣味)、甘酸っぱいタレが特徴です。

  • 鶏肉: 鶏もも肉 または 鶏むね肉 250g
  • ピーナッツ: 1/2カップ(約70g、無塩・ロースト済みのもの)
  • 乾燥唐辛子: 6〜10本(お好みで調整)
  • 花椒(ホアジャオ): 小さじ1(ホールまたは粉末)
  • 長ネギ(白い部分): 1/2本(1cm角に切る)
  • にんにく、生姜: 各1片(みじん切り)
  • 鶏肉の下味用:
    • 醤油、酒(または紹興酒):各大さじ1/2
    • 塩、こしょう:少々
    • 片栗粉:小さじ2
    • 油:大さじ1(鶏肉のコーティング用)
  • 合わせ調味料(宮保ソース):
    • 醤油:大さじ1
    • 酢(黒酢がおすすめ):大さじ1.5〜2
    • 砂糖:大さじ1
    • 酒(または紹興酒):大さじ1
    • 鶏ガラスープ(または水):大さじ2
    • 片栗粉:小さじ1(とろみ付け用)
    • ごま油:小さじ1/2(仕上げ用) 
作り方
  1. 下準備:
    • 鶏肉を1.5cm角程度の一口大に切り、下味用の調味料(醤油、酒、塩、こしょう、片栗粉)を揉み込みます。最後に油を絡めておくと、炒める際にくっつきにくくなります。15分ほど漬け込みます。
    • 乾燥唐辛子は種を取り除き、1〜2cmの長さに切ります(辛さ控えめにする場合は種を残すか、量を減らします)。
    • 長ネギ、にんにく、生姜を刻みます。
    • 合わせ調味料の材料を混ぜ合わせておきます。
  2. 炒める:
    • 中華鍋(またはフライパン)に油(大さじ2程度、分量外)を熱し、下味をつけた鶏肉を入れて強火で炒めます。鶏肉の色が変わって火が通ったら、一旦皿に取り出します。
    • 鍋に残った油を少量残し、中火にして花椒乾燥唐辛子を入れ、香りが立つまで(約15秒)炒めます。焦げないように注意してください。
    • にんにく、生姜、長ネギを加え、香りが立つまでさらに炒めます。
  3. 仕上げる:
    • 鶏肉を鍋に戻し入れ、混ぜておいた合わせ調味料を再度よく混ぜてから回しかけます。
    • 強火で手早く炒め、タレにとろみがついたらピーナッツを加えて全体に絡めます。
    • 仕上げにごま油を回しかけ、軽く混ぜて完成です。 
ポイント
  • 花椒(ホアジャオ): 特有の痺れる辛さが四川風の鍵です。苦手な場合は量を減らしたり、炒めた後に取り出したりすることも可能です。
  • 食感: ピーナッツと鶏肉の食感のコントラストが楽しい料理です。炒めすぎず、手早く仕上げましょう。
  • 黒酢: 中国の黒酢(香酢)を使うと、より本格的な深いコクと風味が生まれます